住宅ローンの審査結果には一般的に有効期限が設けられています。
いざ契約を進めようとした際に、期限が切れていて融資を受けられないといったことが無いように、あらかじめ審査結果の通知までにかかる日数と、審査結果の有効期限を調べておくことが大切です。
大手金融機関が設けている審査結果の有効期限
金融機関 | 事前審査 | 本審査 |
---|---|---|
auじぶん銀行 | 180日 | 180日 |
三菱UFJ銀行 | 180日 | 270日 |
住信SBIネット銀行 | 180日 | 180日 |
ソニ一銀行 | 60日 | 60〜90日 (新築は最大180日) |
イオン銀行 | 90日 | 270日 |
楽天銀行(フラット35) | 1年 | 1年 |
審査結果の有効期限は60〜180日程度が多い
フラット35は前年の年収で審査を行うので、有効期限は1年と比較的長めですが、多くの金融機関では60日〜180日程度の有効期限を設けています。
審査の有効期限は金融機関によって異なるので、注意が必要です。
長い場合には270日という期限を設けている金融機関もありますが、住宅ローンを利用したい銀行の有効期限を必ず確認するようにしましょう。
また、実際の申し込み時から契約するまでに月が替わっていると、当初安いと思っていた金利が変わっている場合があります。
民間の住宅ローンの金利は、融資実行時の金利が適用されますので、この点にも注意が必要です。
複数の金融機関に審査申し込みをすると良い
住宅ローンは複数の金融機関に申し込んで審査を受けるのが良いとされています。
その理由は、住宅ローンの審査では必ず自分の希望が通るとは限らず、審査結果が出るまでに長いと3週間程度を要します。(それ以上の場合もあります)
もし一つの金融機関に絞って審査に通らなかった場合には、融資不可の結果が出てから新たに別の金融機関に一から申し込みをすることになります。
また、一つの金融機関の審査しか申し込みをしていなかった場合、融資額を減らされたり、不利な条件を提示されたりした場合への備えがありません。
最悪の場合は、購入したいタイミングで住宅ローンを借りる事ができず、希望の物件を諦めるしかないという事態にもなりかねません。
「希望の物件を購入できない」といった最悪の事態や、時間のムダをなくすためには、手堅い物件の提携ローンに申し込んで借入先を確保しておきつつ、別の有利な非提携ローンを探すという方法もあります。
大切なのが、なるべく複数の金融機関の中からベストなものを選べる状態にしておくということです。
住宅ローンは審査に通っても、必ずしも契約しなければいけないという事はありません。
他の金融機関の審査に既に通っていれば比較して有利な住宅ローンを選択する良いチャンスにもなります。
特に条件の良い住宅ローンは審査が長くなる傾向にありますので、早めに申し込みをするようにしましょう。

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