預金連動型の住宅ローンは、住宅ローンと預金口座をセットにして、口座の預金残高に応じて住宅ローン金利が変わる仕組みです。
預金残高分まで実質的にゼロ金利になるものや、預金残高分まで低金利が適用されるものなどがあります。
対象となる預金の範囲は金融機関によって異なりますが、預金を増やす事により実質的な金利負担を軽くする事ができます。
預金連動型の住宅ローンとしては、東京スター銀行のスターワン住宅ローンが有名です。
ポイント
預金と住宅ローン残高の差に金利がかかる仕組み
預金連動型住宅ローンのメリット
口座の預金残高が増えれば金利負担が減るということは、口座への預金を多くする事で、繰り上げ返済と同じ効果を得る事ができます。
一般的な繰り上げ返済は手元の資金を減らしてしまいますが、預金連動型の住宅ローンであれば預金として手元に資金を残しておく事ができ、もしも資金が必要になった場合には引き出せるという安心感があります。
預貯金を着実に行い住宅購入後も貯金を確実に増やしていけるという人には向いている仕組みです。
預金連動型住宅ローンの注意点
預金と住宅ローン残高の差額応じて金利が決定するので、預金を引き出してしまった場合には、金利計算の対象となる借入残高が実質的に増えるため、支払利息が増えて毎月の返済額が増加する場合があります。
思わぬ出費などで、預金を引き出してしまった場合には金利負担が重くなって返済計画が破綻してしまう事もあります。
預貯金連動型を利用する場合には貯蓄計画と万一の際のリスクを十分に立てる事が重要です。
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