(文・構成=編集部 住宅ローンアドバイザー・山知)
これまでいくつかの住宅ローンメディアや企業のご紹介をしてきましたが、今回は業界内最大のスタートアップ企業として大変注目を集める、WhatzMoney株式会社(本社:東京都目黒区)をご紹介致します。
WhatzMoneyは住宅ローンに特化したサービスを多く開発し、2018年3月より個人の属性を診断するパーソナルスコア診断の提供を開始しています。
WhatzMoney ローン比較
簡単な3ステップ手順で、750を超える金融機関から住宅ローン比較を行う事が可能です。
結果は、以下の3点を条件の良い順に表示してくれます。
- 総返済額
- 毎月返済額
- 金利
SETP1
新規借入 or 借り換えを選択
SETP2
借入条件を入力
SETP3
地域情報を入力
このように条件が有利な順に結果が表示されます。
条件の入力から結果が算出されるまでに要した時間は40秒程度でした。
WhatzMoney Media
WhatzMoney Mediaは住宅ローンに関するコラムをFP(ファイナンシャルプランナー)やライターが執筆した情報メディアです。
これから住宅ローンを借りる人も、返済中の人も業界の動向を把握するのにおすすめです。
住宅ローンパーソナルスコア診断
2018年3月よりサービス提供を開始した、住宅ローンパーソナルスコア診断。
パーソナルスコア診断とは、WhatzMoney社が過去の住宅ローンの借入・借換支援の経験から蓄積した独自のデータを用いて、住宅ローンの借入易さの算出と、改善点を提案するサービスです。
ウェブサイト上から申し込みを行い、電話で質問に答えるだけで、診断結果が送付されます。
これから住宅ローンの新規借入や借り換えを検討していて、審査に不安のある人は事前に改善点や借りやすい金融機関を把握する事ができます。
運営元のWhatzMoneyに聞いてみた
インタビュー日時:2018/6/7
運営元のWhatzMoney株式会社にコンタクトを取り、運良く取材OKの回答を頂きましたので、代表の前田一人氏(@KazutoMaeda0987)にインタビューを行いました。
編集部:御社の提供するパーソナルスコア診断について、具体的にはどのようなスキームで診断を行うのでしょうか?
WhatzMoney:まず、A〜Eまで5つのランク分けを行います。
このA〜Eまでの基準はどういった基準かというと、どこの金融機関で審査に通るかというイメージを持ってもらうためにランクを付けています。
例えば、Eランクの場合は「借入の希望内容を見直しした方が良い」といった、つまり借りすぎであるという情報や、延滞をした事があるなど何らかの信用情報に問題がある、といったランク付けになります。
Eランクは基本的に「借入内容について見直しましょう」というアドバイスを行い、我々からどこの住宅ローンのプランが良いかという選定は致しません。
Dランクについては、労働金庫や信用金庫など、比較的返済比率や審査基準が緩やかな金融機関を提示します。
例えば年収が350万円で返済比率が30%のような場合にはDランクとなりますが、住宅ローンの借入を行う事は可能です。
BランクCランクについても、借入を行う事は可能ですが、地方銀行や信用金庫など地域金融機関が望ましいでしょう。という設定をしています。
Aランクについてはネット銀行や信託銀行などの比較的審査が厳しめの金融機関を推薦するようにしています。
編集部:パーソナルスコア診断を利用する事で得られるメリットはどんなことがありますか?
WhatzMoney:一般的に住宅ローンの借入を行う人は、住宅ローンはそこまで詳しくない人が殆どだと思います。
中には詳しい方もいらっしゃいますが、大方詳しくないと思います。
その中で住宅ローン選びを一からやると、例えば、ネット銀行ではなかなか難しい条件や属性の方も、金利の安さ釣られてネット銀行に審査を持ち込む可能性があります。
通常考えれば借りられないので、審査に申し込む必然性がありません。
そこを、大体の目安を手に入れる事で、我々から金融機関の具体的なプランを3つ提示しますので、「自分だったらこの信用金庫で借りるべきなんだ」などのイメージを持っていただく事ができます。
そうすることで手間がかからず、審査が通る中から、金利が低い、あるいは条件の良い金融機関を選ぶ事ができます。
編集部:サービスの開発にあたり苦労したことはありますか?
WhatzMoney:各金融機関の傾向を把握するために比較をしたり、銀行の癖を把握するのに全く情報が無い状態でしたので初めは苦労しまた。
編集部:これからの住宅ローン市場における御社の使命は何でしょうか?
WhatzMoney:借主がどうしても情報弱者の中で話が進んでいきますので、銀行や不動産会社の方が住宅ローンを知っている状態で借主は選択をしないといけないという状況があります。
この状況を色々な手段を用いて少しでも解消して行きたいと考えています。
(ここまで)
ご多忙中にもかかわらずお答え頂きありがとうございました。
パーソナルスコア診断はこちらからどうぞ。
WhatzMoney株式会社について
2015年設立の若い企業でありながら、早くも不動産テック協会(The Real Estate Technology Association of Japan)が作成する、不動産カオスマップの、ローン・保証部門に登場するほどのインパクトを持った企業です。
代表:前田 一人
公式ホームページ
設立:2015年4月
本社:東京都目黒区中目黒1-3-3 アーバンリゾート代官山5F
事業内容:インターネットを利用した金融商品の情報提供サービスの提供、借り入れ媒介サービスの提供

住宅ローンアドバイザー
借りれる額よりも、返せる額という視点でのアドバイスをモットーとしています。趣味はギターと食べ歩き。ディズニーとテクノロジー好きの30代。無料住宅ローン相談や、寄稿も行っています。得意分野はFintech関連。詳しいプロフィールはこちら